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一流は日常生活から『チームスポーツに学ぶボトムアップ理論』

satoshi.nikaidou

ボトムアップでの組織の作り方。

チームスポーツに学ぶボトムアップ理論』の著者は

著者は畑喜美夫さん。

広島県立安芸南高等学校サッカー部監督
一般社団法人ボトムアップパーソンズ協会 代表

1965年生まれ、広島県広島市出身。
小学2年生から広島大河フットボールクラブでサッカーを始め
、 東海大一高校(現・東海大学付属静岡翔洋高校)、順天堂大学でプレー。
高校・大学時代は U-17・U-20日本代表にも選ばれ、大学時代は関東選手権、総理大臣杯、全日本インカレの三冠に貢献。
社会人でも国民体育大会で優勝し全国制覇を3度果たした。

1997年に広島観音高校へ赴任。指導者として「選手主体のボトムアップ理論」を用い、2003年に初の全国大会に導き、
2006年には全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会で初出場初優勝の快挙を果たした。
その後も数々のタイトルを獲り、全国大会も12度出場。
現在は広島県立安芸南高校にてサッカー部監督を務める。

著書に『まんがでみる ボトムアップ理論』(ザメディアジョン)、
『子どもが自ら考えて行動する力を引き出す魔法のサッカーコーチング』(カンゼン)などがある。(Amazonより)

チームスポーツに学ぶボトムアップ理論』を読んで覚えておくこと

「サッカーはサッカーだけでうまくなるのではなく、サッカーは、日常生活を含んだすべてによってうまくなる」

P13

著者は選手育成の3本柱として、挨拶、返事、後片付けを挙げています。
これはビジネスにも通ずるとのことですが、どうしてもこれはすっと入ってきませんが、組織作りに成功している人が言うのならそうなのでしょう。
人間として問題ある人が出世している方がよく見るけれどなあ。

覚えておこう

・リーダーが強い情熱をもって自分を律する

リーダーが赤々と燃えていなければ、その薪には絶対に火がつかないでしょう。(P23)

・陽気も伝染していく

・真似をすることからすべて始まります

本書で紹介されていたハイパーレスキューでの屠龍技の話が非常におもしろかったです。
(参考)

引用

ボトムアップとは「下から上へ」「下意上達」。組織の目的、目標を踏まえ構成員からの意見を吸い上げてトップが決定するスタイルです。(P10)

リーダーが一番気をつけなければいけないのは、特にミーティングです。ミーティングのときに、攻撃的な言葉がけをして自己表現を行うと、自分は良くても相手は委縮して、何も発言できなくなってしまうということになります。(P26)

「できるようになってから任せる」のではなく、「任せるからできるようになる」と考えています。(P31)

「誰かの真似をしてもしょうがないじゃないか」、というフレーズは、非常に乏しい発想だと感じます。(P136)

屠龍技 とりゅうぎ の話がおもしろい

一流は、日常生活のときからやっている。二流は、練習のときからやっている。三流は、本番のときからやっている。この差はとても大きい。(P153)

「監督いらないじゃないですか」は、最高のほめ言葉(P158)

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