3年目まではワークライフバランスなんて言うな『社会人3年目までの、ほめられる技術』
もはや社会人の最初のころは記憶も薄くなっている。。。
初心を思い出すという思いと、若い人たちへの接し方を考え直すという意味で読んでみました。
どうしてもおっさんはほめられている場合ではないですし、叱られている場合でもないので、20代の方が読むとより参考になる本ではありますが、ほめられる技術を知ることで初心を取り戻すことができます。
『社会人3年目までの、ほめられる技術』の著者
著者は原邦雄さん。
ほめ育グループ 代表
日本発の教育メソッド「ほめ育」を開発し、世界20か国、のべ100万人に広めている。
大手コンサルタント会社から飲食店の洗い場に転職し、4年間住み込み、店長を経験した。
そして、実際に現場で通用した教育に脳科学と心理学をミックスさせ、「ほめ育」という教育メソッドを完成させた。
500社以上の企業や、幼児教育を始めとした教育機関にも導入され、また起業家支援も行っている。ほめ育オンラインサロンは、どんな人間関係も円満にする内容で開催中。
また、日本だけでなく、アメリカ、中国、インド、シンガポール、タイなどで活用されており、著書は28冊。(英語、中国語、韓国語、スペイン語、タイ語にも翻訳)テレビ朝日報道ステーション、NHK「おはよう日本」、The Japan Times、日テレ「午前0時の森」、FM岡山 毎週土曜日「原邦雄のほめ育ラジオ」などの登場、アジア人唯一、海外TEDxに3回登壇。2022年度世界一(再生回数)、世界教育サミットにも参加。
自ら財団法人を設立し、カンボジアやインド、宮崎、秋田の児童養護施設に寄付活動をしている。
趣味はトライアスロン、ピアノ、モットーは「意志があるところに道はある」(HPより)
『社会人3年目までの、ほめられる技術』を読んでおっさんが覚えておくこと
活躍している30代・40代の社会人には、ある共通点があります。それは社会人3年目までに”大量行動”していること。
P5
若いうちはワーク・ライフ・バランスを考えず、ワーク・ライフ・ブレンドを考えろとのこと。プロが休みを重視するか?ということ。
もちろん若いうちの方がそうなんでしょうが、おっさんになってもそうなのかも。。。と思わされました。
勉強というのは、仕事内容に直結しなくても構いません。良書をひたすら読み、学びを得るのも大事なことです。
P72
とにかく学べ。学ぶ意識を持てということ。これも若いうちはもちろんですが、おっさんもそうだと思います。というより、かわいさがなくなる分おっさんの方が大事かもしれません。
引用
少し厳しく言うとすぐハラスメントになる時代だけど、痛みを伴わない成長はないのもわかってほしい。
人生は20代の「ほめられ貯金」で決まる―。(P4)
成長する上で、「ほめられたい」という欲求は大切です。(P9)
時代は大きく変わりました。でも実は、新入社員が成長するためのベストな方法は同じ。「大量行動」こそ、昔も今も変わらないベストな方法なのです。(P20)
20代の勉強意欲の高さが「10年後」を決める(P70)
フレッシュマンと言われているうちにたくさんの失敗をしよう(P190)
最初の3年間は絶対に「ワーク・ライフ・バランス」を重視すべきではありません。とにかく3年間は愚直にコツコツと、大量行動を心がけて、仕事とプライベートをブレンドすることが大事なのです。(P206)