ミッション・パッション・ハイテンション『働く気持ちに火をつける』
楽しく働くことは誰もが求めているはずなのに、できていない人が多い。
楽しく働くことを技にする、で始まる本書。
今、楽しく働けていない人は読むべき一冊かもしれません。
仕事は詰まるところ、どこか遊びが混じった気持ちでやれたら理想的だ。(エピローグ)
確かに理想的、そうやって働いていたいなあ。
ミッション、パッション、ハイテンションの合言葉はどうかと思いますが。
『働く気持ちに火をつける』の著書
著者は齋藤孝さん。
1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞ベスト10、草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著書に『読書力』『コミュニケーション力』『古典力』(岩波新書)『理想の国語教科書』(文藝春秋)『質問力』『現代語訳学問のすすめ』(筑摩書房)『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)等多数。TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等テレビ出演多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。(Amazonより)
目次
プロローグ 起爆剤を見つける
1章 ミッション感覚を呼び覚ます
2章 不愉快な体験をパワーに変えるパッション力
3章 ハイテンションでポジションを獲得する
『働く気持ちに火をつける』を読んでのアクション
あの人と仕事をするとなにか明るく、スポーツをやったときのような爽快感を持って仕事ができる。そう周りから思われる人は、働くことに対して、相当レベルの高い身体の構えを持っている。
P25
一緒に働きたいと思ってもらえること、そして思える相手と付き合っていたいものです。
志至上主義と言ってもいいが、「志をもって人を見る」精神だ。志を持っていない人は信用できない。少なくとも私は一緒に仕事をしたいとは思わない。
P61
まず持つべきは、やりたいものを仕事にしたいという夢よりも、とりあえず仕事をゲットしなくてはという切迫感である。
P146
引用
社会の中での自由とは、束縛がないことではない。社会の中で、他社に働きかけていける技を一つでも二つでも持っていること、これが真の自由だ。(P18)
「やってやるぞ」という働く気持ちに火がつき、いったんエネルギーの好循環に入ると、あとは周りもサポートしてくれる。(P20)
自分で自分に火はつけられない(P21)
何でも食いものにして反復強化するモンスターを自分の中に飼う。まず起爆剤となる何かを見つけ、それを徹底的に食らいつくすというイメージだ。(P22)
これからは、「世のため、人のため、チームのため」と思って働く人が勝ちだ。自分のために働く時代は終わった。(P30)
「ミッション、パッション、ハイテンション !」と叫んでから仕事をしよう(P31)
バカにした人を、自分を認めなかった世間の代表だと拡大解釈し、謂れなき罪をきせ、世の中を強大なる敵として闘うのだ。(P134)
先延ばしにしないで、いま決める。いまできることをすぐにやるというのは、ビジネスにおける成功者のかなり共通した仕事の仕方だと思う。(P169)
仕事というものは、自分に向いていることは何か、自分がやりたいことは何かなど、適性や才能を問い詰めてやるようなものではない。人に頼まれたり期待されて、それに全力で答えるのが健全なスタイルなのだと気づいたことが、私の大きな転機となった。(P218)
こんな仕事をやってみたいという欲望は、自分の内側だけを掘っていってもでてこないものなのだ。(P218)
やりたいことかどうかはとりあえずおいておき、頼まれたらやってみる。(P219)