グチこそ変革の武器だ!『「グチ活」会議』
『緊張感がなく、グチが全く出ないような仕事の進め方をしている社員は、逆に疑ってかかったほうがいいかもしれません。』
たしかに、と思ってしまった。
グチは何か不満があるということ。そして不満があるということは、よくしたいと思っているということ。
『「グチ活」会議』の著者は
著者は仁科雅朋さん。
仁科雅朋(にしなまさとも)大学卒業後、味の素に入社。戦略型商品のシェアアップの功績により、入社歴最速で社長賞を獲得する。当時から自部門のみならず他部門の営業マンからの相談を受けることが多く、いつしか、くすぶっている営業マン、日の当たらない営業組織を支援したいという思いが加速し、30歳でコンサルタントとして独立。業績の良い組織は何が違うのかを徹底的に分析し、「明確な目標と戦略のもとに、チ-ムでPDCAを高速化させれば、業績は必ず向上する」ことを実証。以後20年間にわたり10億から1兆円を超える大企業を指導し関わったすべてのクライアントの生産性を向上。「いつでも、どんな組織も輝かしい業績を上げることはできる」をモットーに全国を飛び回り、日々多くの現場を指導している。(Amazonより)
目次
プロローグ
1章 堂々と不満を言える会社ですか?
2章 『グチ活』会議のすすめ
3章 『グチ活』会議を始めよう
4章 アクションプランとチームPDCAが変革のエンジン
5章 部署間の悪口をすべて吐き出したら超売り上げアップ
6章 良い『グチ活』悪い『グチ活』
『「グチ活」会議』を読んで覚えておくこと
引用
私はこの「グチ」こそが、会社変革の強力な「武器」であると考えています。実は、グチの裏側に隠れている問題を浮き彫りにすると、会社の雰囲気が良くなり、コミュニケーションが円滑になるためのヒントが見えてきて、最終的には会社の生産性を高めることにつながるのです。(P24)
会社で緊張感をもって仕事をするのと、リラックスして仕事をするのと、どちらが生産性が上がると思いますか?私は前者だと考えています。(P38)
緊張感がなく、グチが全く出ないような仕事の進め方をしている社員は、逆に疑ってかかったほうがいいかもしれません。なぜなら、このような社員は、本人はしているつもりでも、それは本当の意味で価値のある仕事ができていないので、いつまで待っても期待した成果が上がってこないからです。(P39)
グチが多いということはそれだけ改善の余地がある
上位者の役割は指示出しではなく、モチベーションを上げること(P163)