名著『非常識な成功法則』を読み込む!
この本の内容に怒る人もいるだろう。
から始まる本書は、多くの成功者のバイブルとも言われる名著です。
序章の終わりには
『さて。ページをめくる前に、目的を確認しよう。本書の目的はズバリ、あなたの年収を一〇倍にすることである。』
年収10倍にしたい。自由を得たい。本書は熟読する価値のある本、行動に移す価値のある本です。
著者である神田昌典さんは言います。成功するかしないか、それは魔法のランプをこすったかこすらなかったかの違いだけだと。
こすりましょう。
熟読し実践してみます。
序章『成功は「悪の感情」から始まる』を読み込む
「成功する」ってことは、学歴にも、能力にも、人脈にも、資金にも関係はない。誰でも、望むことは実現できるというシンプルな法則だ。
P17
ビジネス書にありがちな、僕は優秀じゃない、そんな僕ができたんだからみんなできるよという入り、ではあるんだけれど、序章のタイトルは悪の感情。
普通のビジネス書とは違う感じが出ています。
著者は続けて、成功するために必要なものは目の前にあるとも言います。
でも、誰も教えないから知られていない。
その魔法のランプをこするかこすらないか、成功するかしないかはそれだけです。
凡人にとっては、お金を稼ぐことに対する懐疑心を持つのは致命的。
P22
多くの成功法則本は、成功者が自分に言い聞かせるために書かれている。
だから成功者が言う成功法則は成功した人がさらに成長するためのものが多い。
それを凡人が真に受けては逆効果です。
お金がすべてではないと言われても、お金を稼がないといけない。
人との出会いを大切にと言われても、下請け仕事ばかりうけているわけにはいかない。
こういう2つの軸があると、一歩も先に進めなくなる。
だからこの、お金の軸と心の軸を切り離して考える必要があります。
お金があっても、幸せは買えない。は、事実。でもどちらも得たいのであれば、両方を同時に得ようとしないことが重要です。
まずは、自分の「悪」のエネルギーを活用する。そして短期間で、金銭的に安定軌道に乗る。その後、必死になって、心の面でも豊かになるように努力するんだ。つまり一気に「金」も「心」も目指すのではなく、まずは「金」に優先順位を置く。次に必死になって、「心」を磨く。
P29
著者は凡人から脱するための2ステップ戦略を勧めています。
金と心を切り離してまずは金に徹すると。
悪のエネルギーとは
嫉妬
敵対心
見栄
これらの悪のエネルギーは一般的には持ってはいけないものといわれているけれど、非常にエネルギーが高いもの。
著者は成功者で金銭的な成功に至る道のりで、このようなマイナス感情のエネルギーを活用してこなかった人はいないとまで断言します。
ただ、長くマイナスの感情を持つと人相が悪くなるので、長くやることはよくないと注意点も。短期決戦です。
第一の習慣 やりたくないことを見つける
目標は紙に書くと実現する。
P40
もう一度、言うよ。
紙に書くと実現する。
そう。紙に書くと実現しちゃうんだ。
成功するか、しないかとうのは、自分の夢・願望・目標を紙に書くか書かないかの差でしかないです。書いておくと、忘れたころに実現しています。
良い目標は必要。
良い目標を書く上で最も大切なのは自分が本当にやりたいことを見出すこと。
簡単に聞こえるが、自分がやりたいことを勘違いしている人が多い。
やりたいことを見つけるなら、やりたくないことを見つけなさい。ということです。
やりたくないことを明確化する前にやりたいことを目標としてしまうと、やりたいことの中にやりたくないことが含まれていることが多い。
もちろん、やりたくなくても、やらなければならいこともある。学ぶべきことを学んでから辞めないとまた同じことが繰り返される。
やりたくないことと、やりたいことの決着をつける必要がある。
決着をつけるためには、自分に向かってこんな質問をしてみる。
P56
・本当に、やりたくないのか?やりたくないことの中で、さらに一番やりたくないことは、いったい、何なのか?(例:会社がやりたくないのではなく、売り込みをしたくない)
・私は、次のステップに進むために、現在の経験から、すでに十分な学びを得たか?
・もしまだ十分な学びを得ていないとすれば、十分な学びを得るためには、いったい何をする必要があるか?それをいつまでにやるか?
やりたくないこととやりたいことを突き詰めていくと、いったい自分が何のために生きているかを考え始める。
脳は目標を持っているとそれを実現するための答えを見つけ出さないわけにはいかないので、目標は多い方がいい。
第二の習慣 自分にかける催眠術
催眠術と聞くとおどろおどろしいが、人は繰り返しの言葉に弱い。同じ表現を単調に繰り返すと、軽い催眠状態になってしまう。その結果、繰り返された言葉を信じ、それに基づいた行動をとるようになる。
P78
記憶の経路は繰り返されることによって太くなる。
私たちは自分で発する言葉、他人が同調する言葉で現実が構築される。だから周りの環境、周りにいる人で自分の現実が変わってしまうということです。
「紙に書いた目標を、朝晩、眺めていますか?」
P90
ほとんどいない。こんなことやっている人は、経営者対象のセミナーですら、多くても一%程度なんだ。
こりゃ、成功することを、拒否していたとしか考えられないよね。
逆に言えば、これだけ単純なことをやれば、トップ一%に入れるってことだよ。
ポイントは、紙に書かれた目標を眺める、という習慣を持つこと。これが凡人と成功者との大きな違いを生む。
第三の習慣 自分に都合のいい肩書を持つ
自分は凡人だというイメージを持っていたら、成功者にはなれない。
P105
なりたい自分になるためには、まずセルフイメージをバージョンアップする必要があります。
肩書を変える、服装を変えてしまう。
第四の習慣 非常識的情報獲得術
「感性(センス)は情報量に比例するということが、最近の感性工学の研究でわかっている」という言い換えれば、大量の情報を浴びるように吸収する習慣を持てば、凡人でもセンスを磨けるということだ。
P123
情報収集方法として、本、人、カセットテープが挙げられています。
カセットテープはこの著書が書かれた時のもので、今の時代だと動画や音声教材といったところの聴く学習です。
これだけは、私は、頑固になって言いたい。
P131
とにかく、イヤホンを耳に突っ込め。
あるアメリカの研究で「なにが成功に導いたか」という要因を詳細に調べていったら、ほかのどんなものより「どんな人と付き合っているか」ということがもっとも大きな要因だったという。
P144
成功するための最短距離は、否定的な会話をするグループにいないこと。
成功している人に会うためには、その人に自分に会わないと損をすると思われるくらいの提案をする。
中国のことわざで「机を挟んで賢者と交わす一回の会話は、一か月かけて本を読むのに値する」というものがある。
第五の習慣 殿様バッタのセールス
マーケティングとは「有料な見込み客を、営業マンの目の前に、連れてくる」こと。それに対してセールスとは「その見込み客を、営業マンが成約すること」なんだ。
P157
どうすればマーケティングできるか、お客が買いたくなる感情はどうすれば起こるか、という心理学を勉強すればできること。
私は、相手を見極め、自分の客としてふさわしくないお客はお断りするというセールスを「殿様セールス」と呼んだ。そして感情マーケティングと殿様セールスを組み合わせると、極めて営業が効率的になることがわかった。
P165
著者はお金がない時から、歯を食いしばって、お客を断っているという。冷やかし客と話していると、営業しているように感じて満足感はあるが、現金は生んでいない。
自分を、自分のサービスを本当に必要としている人に出合い、その人に時間を割くのが重要。
お願い営業はしない。
できるだけ早くNOの返事を得る。
第六の習慣 お金を溺愛する
本来、会社が儲かるようにするためには、徹底的に頭に汗をかき、儲かる仕組みを築きあげなければならない。いい人に思われたいという感情は押さえ込み、歯を食いしばっても、お客にお金を請求しなければならないのだ。
P185
世の中には、「世の中に役立つことをやっていれば、お金は後からついてくる」「ワクワクすることをやっていれば、成功する」なんて詭弁が多く聞かれる。実際成功した人が後からインタビューに答える際に便利な言葉だし、凡人が怠けたいときにも使われる。
凡人はこんな言葉に惑わされず、お金についての原理原則を勉強する必要がある。
お金をコントロールするための3つの原則
- お金に対する罪悪感を持たないこと。
- 自分の年収は、自分で決めること
- お金が入ってくる流れを作ること。出ていく流れを作ってはならない。
お金持ちのお金に対する考え方に対する共通点・・・。
P189
それは「お金が好きだ」ということだ。
普通の人はお金で買えるものが好きだが、お金持ちはお金自体がすきである。つまり、紙幣自体が好き。これがお金が集まる人とそうでない人の違い。
お金に縁遠くなるのも簡単、人生お金じゃないというだけ。
お金は人を選ばない。能力や人格の良し悪しでお金が集まるわけではない。単に、お金がお金を呼ぶだけである。
P199
結局は、自分が考えた人間に、自分はなる。年収ですら、自分の決めた額になる。
P206
第七の習慣 決断は、思い切らない
現在は、安定の定義というのが『大企業に勤めること』ではなく、数だということ。複数の収入源を持つことが重要なんだよ。
P211
好きなことをしているが、儲けられない人は、フリーターと呼ばれる。だから、しっかり収入も確保しなければならない。プロの起業家は、お金は後からついてくるという姿勢ではなく、いますぐ儲けはじめる義務がある。
P213
大事なのは実践すること。
第八の習慣 成功のダークサイドを知る
成功するということは「光が当たる」ということだ。光が当たれば、影が濃くなる。
P235
完璧を目指さないこと
家族を大事にすること
稼いだお金を有効に使うこと
TRUST YOURSELF
新しい世界は、ひとつの小さな行動から始まる